「かっこいい」だけで終わらせない。伝わるWebデザインの考え方。;
Webサイトをつくるとき、「かっこよくしたい」「今っぽい雰囲気にしたい」というご相談をいただくことがあります。 もちろん、見た目の印象は大切です。ただし、デザインの役割は表面をきれいに整えることだけではありません。誰に、 […]
Webサイトをつくるとき、「かっこよくしたい」「今っぽい雰囲気にしたい」というご相談をいただくことがあります。
もちろん、見た目の印象は大切です。ただし、デザインの役割は表面をきれいに整えることだけではありません。誰に、何を、どの順番で伝えるのか。その設計があって初めて、見た目の魅力が意味を持ちます。
この記事では、制作を始める前に整理しておきたい「伝わるWebデザイン」の考え方をご紹介します。
最初に決めるのは、色や形ではなく目的。
デザインを考え始めると、色、フォント、写真、アニメーションなど、目に見える要素へ意識が向きやすくなります。しかし、最初に確認したいのは「このWebサイトで何を実現したいのか」です。
お問い合わせを増やしたいのか。サービス内容を正しく理解してほしいのか。採用へつなげたいのか。実績を見てもらい、安心感を持ってほしいのか。目的によって、必要なページや情報の優先順位は変わります。
見た目を決める前に、Webサイトの役割を一つの言葉で説明できる状態をつくる。
目的が明確になると、「何を載せるか」だけでなく「何を載せないか」も判断しやすくなります。
誰に伝えるのかを、具体的に考える。
同じサービスを紹介する場合でも、初めて知る方と、すでに比較検討している方では、必要な情報が異なります。
専門知識がない方へ向けたページで、業界用語ばかりを使ってしまうと、内容が正しくても伝わりません。反対に、詳しい方へ向けたページで説明が抽象的すぎると、判断材料が不足します。
相手を考えるときの確認項目
- どのような悩みや目的を持って訪れるのか
- サービスについて、どこまで知っているのか
- どの情報があれば安心して次の行動へ進めるのか
- スマートフォンとパソコンのどちらで見ることが多いのか
対象を必要以上に狭くするのではなく、見る人の状況を想像することが大切です。
情報は、量よりも順番で伝わり方が変わる。
伝えたいことが多いほど、すべてを最初に見せたくなります。しかし、一度に多くの情報を受け取ると、見る人はどこに注目すればよいのか分からなくなります。
最初に全体の価値や特徴を示し、興味を持った方が詳細へ進める流れをつくる。大切な情報を目立たせ、それを補足する情報を近くに配置する。このように情報へ順序を与えることも、デザインの重要な仕事です。
文章、写真、余白、文字サイズ、色の強弱は、すべて「どこから見てほしいか」を伝えるために使います。
らしさは、装飾を増やすことではない。
その事業やサービスらしいWebサイトにするために、特別な装飾をたくさん加える必要はありません。
言葉の温度、写真の選び方、情報の見せ方、動きの速さ。細かな判断を一つの考え方で統一すると、自然にその事業らしい印象が生まれます。
たとえば、安心感を大切にするサービスなら、落ち着いた配色だけでなく、迷わない導線や読みやすい文章も含めて設計します。新しさや創造性を伝えたい場合も、派手な表現を増やすだけでなく、情報を発見する楽しさや、気持ちのよい動きをつくることができます。
公開して終わりではなく、育てていく。
Webサイトは、完成して公開した瞬間がゴールではありません。実際に使われることで、初めて気づけることがあります。
よく見られているページ、途中で離脱されている場所、実際に届いたお問い合わせの内容。そうした反応を確認しながら、文章や導線を少しずつ改善していきます。
最初から完璧なものを目指して動けなくなるより、目的に必要な形をつくり、使いながら育てていく方が、Webサイトを長く活用できます。
まとめ
「かっこいい」と感じるWebサイトには、見た目の美しさだけでなく、情報の分かりやすさや使いやすさがあります。
目的を決め、見る人を考え、伝える順番を整える。そのうえで色や文字、写真、動きを選ぶことで、デザインは事業の想いを届ける力になります。
KOOL:CREAT;では、まだ内容が固まっていない段階からお話を伺い、必要な情報を一緒に整理しながらWebサイトを制作しています。
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